2013年8月30日金曜日

定年後の生活

腕時計をしなくなったのだ。
目覚まし時計もひつようなくなったのだ。
なにせ好きなだけ寝ていられるから必要ないのだ。
しかも夫がゴミ班長になったので(自分で宣言したのだ。)朝もゴミ出しから逃れられた。
ゴミは朝8時かっきりに取りに来るらしい。
律儀な町だ。
日本はゴミの出し方が難しい、みんな資源ごみのようだし、燃えるゴミのようだし、
わからないので、ゴミ班長に任せてしまった。
でもゴミ袋代金は高いのだ。
つめれるだけつめたら爆発した。仕方ないのでセロテープで補強した。
ひとつだけまったくたまらないゴミ袋がある、それは燃えないゴミの袋だ。
燃えないゴミって余計難しい。難しいからめったにわわらないから貯まらない。
定年後の唯一規則正しい生活がゴミ出しだ、が夫がやるといったので寝てばかりいるから
不規則な生活なのだ、でも夫もなにもいわないから好きなときに起きて好きなときに
好きなものをたべるのだ。朝ごはんは11時になることもある。乱れた生活だ。
でもだれも気にしない。 近所の人は私たちが最近引っ越してきたばかりで、
あまりよく知らないからだらしのない人が越してきたと思われてもかまわないのだ。
向こう3間両隣の人とは付き合わないようにしてこの怠惰な生活をもっと続けるのだ。
夜遅くまでゲームしていても、朝起きて布団の中で本を読んでいてもだれにも怒られないのだ。
でもこんな天国みたいな生活も3ヶ月たつとなんだか飽きてきたのだ。

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