2013年9月13日金曜日

犬の介護

犬の介護は難しいのだ
友人の家に泊まって自堕落な生活をしていたら、
朝起きたらだれもいなくて、なまこになった犬のうめちゃんだけが寝ていた。
なんでなまこになったかって、寝ぼけて椅子から落ちて下半身がちょっと麻痺して、
そして老犬になったのでどんどん麻痺がひどくなったのかな筋肉がなくなってデローンっとしてるで、いまではなまこともよばれているみたい、そのなまこのうめちゃんがひーっと言い出した、ひーっと言うときは頭を後ろにそらせて、歯をみせてひーっと言うんだ、ほいでうめちゃんどうしたってきいても、ひーっとしかいわないから
そうだ寝返りしたいのかと思ってひっくりかえしてみたけどやはりひーっというんだ、で、腹がへったのかとも思ったけど、しっこかもしれないと思ってひとつずつクリアしていけばいいと思って、犬用車椅子にのせた。私が靴をはいてる間になまこは床に落ちていたのでひろってまたのせた。
首の力もほとんどないみたいで頭もデローンと床にくっつくし、首吊りみたいにもなるので
頭の位置を決めるのが難しい、頭が決まると今度はちんこが上をむいていてこれじゃ自分のしっこ
あびると困るなとおもって横にしてみた、まあちんこはよこをむいたから浴びることもないだろうと出発した。友人は3回しっこをしたら帰っても良いといってたなと思って、でもどうやって3回ってわかるんだいと聞くと、道路に垂れ流しの筋が3っつつくからそれで3回しっこしたことになるんだといってたなーっと思い出して、なまこののっかった車椅子を引いて歩いたら近所の爺さんとばあさんに見られて、なんかへんな顔してみていつものひとでないからなんかへんだねえ、なれてないんだねえってはなしてて、ほっといてくれっておもって、でも、一筋のしっこのあとがついたころ突然大雨が降ってきて急いで戻って、なまこのちんこをきれいに洗って家に入れてあげた。
そしたらまたひーっとまだいうので、今度は水をあげたら、こんなものでないといわんばかりに
水を鼻で押しつけた。なまこの顔の筋肉はまだ健在なのだ。
今度は餌をあげてみた、なまこは首の筋肉がないので、
わたしの足に前足をのせてもちあげてあげながら餌をたべさせる。
結構自分の足の筋トレになる。
あんまりがつがつ食べるのでもっとほしいのかともっとあげたらあるだけたべた。
でやっと落ち着いたらしく元の場所にもどしたころ飼い主が帰ってきた。
二回分の餌を一度にあたえたことに気がついた飼い主に、あなただまされたねっていわれた。
犬は人の顔をみるんだよと言って、こいつはだませるっておもったなまこはひーっといって
たくさん餌を要求したらしい、いつもよりもりがいいな、きょうはうまくいったぜって、いつもの倍のえさをたらふくたべてしあわせいっぱいだったらしい。
車椅子の乗せ方もちがっていたことがばれてちゃんと生きてるんだから足のところには足をいれてね、ってしかられた。そういえば車椅子の後ろに足を入れる穴が二つあったな、そこに足をいれるんか、なまこだって一応犬なんだから足をたらしてやればちんこはおのずと下を向くんだ、ってしかられた。犬の介護もなかなか難しいものだ、友人は一日5回これをしてるんだ、あたまが下がる。

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